Vodka(ウォッカ)添加メソッド

今では一般的になった炭素源添加ですが、2008年ぐらいのときはまだまだやってる人は少なかったですね。炭素源はバクテリアの餌になり、その増えたバクテリアが硝酸塩とリン酸塩を下げてくれます。これにより、硝酸塩・リン酸塩が共に検出できないレベル(超低栄養塩状態)を実現できます。

一番ポピュラーな炭素源は当時はVodka(ウォッカ)でした。ここでは、その添加方法を記載します。

  1. 初めに現在の水槽の硝酸塩とリン酸塩の値を測ります。
  2. 次に水槽の総水量を測ります。(ここの説明では総水量400Lで計算します。)
  3. 初めの3日間の添加量は、1日に100Lに付き0.1ml。ここの例では、0.4ml。できれば2回に分けて添加するのが良い。
  4. 4~7日目は、初期の添加量の倍の量。要するに1日に100Lに付き0.2ml。ここの例では、0.8ml。
  5. 2週目からは水槽の水量に関わらず、1週ごとに0.5mlずつ添加量を増やしていきます。ここの例では、2週目は1.3ml、3週目は1.8ml、4週目は2.3mlという感じ。
  6. 2週目以降からは、頻繁に硝酸塩・リン酸塩の値を測定し、これらの値が下がり始めたら、その時の添加量を硝酸塩が検出できなくなるまで維持する。例えば、2週目から値が下がり始めたらここの例では1.3mlを3週目以降も維持する。
  7. 硝酸塩・リン酸塩の値が検出できないレベルになれば、添加量を半分に落とす。ここの例では1.3mlの半分の0.65ml。
  8. 定期的に硝酸塩・リン酸塩の値を測定し、値が上昇しだしたら、再度下がり始めるまで総水量に関係なく1週間に0.1mlずつ添加量を増やす。

注意点

  • 一度に炭素源を添加すると白いバクテリアが異常繁殖することがあります。その時は、添加量を半分にするとよい。
  • SPSなどの成長点が焼けてしまうことがあるので、KHは7-8dKHに調整することを推奨します。
  • 使用するウォッカは、味がついていないものを選ぶ 

参考サイト
Vodka Dosing…Distilled!

 

 

 

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