最近見たビデオで、栄養塩を上手くコントロールするには餌食の量を一定にするってことを知りました。生体の量が変わらず、餌食の量が一定なら、水槽内にはいる栄養塩の量は同じはずです。餌食量を倍にすれば、当然水槽に入る栄養塩の量も倍になります。特に餌食からは、リン酸塩が入る量が気になると思うので、それに注目して、餌食でどらだけリン酸塩を入れているか計算してみましょう。
レフジウムに関する間違い
レフジウムって一番僕が好きなコンセプトなんですが、サンプエリアに場所がなかったり、使用している濾過システムの関係で設置できなかったりと、中々個人的に設置する機会がないです。
レフジウムに入れる海藻で一番人気あるのは、英名Chaeto、日本ではホソジュズモと流通しているものです。日本でまだなかった当時に、アメリカからジップロックにいれて持ち帰り、何人かのアクアリストにあげたのが懐かしいです。
Bulk Reef SupplyのYoutubeビデオでレフジウムにありがちな間違い15選があったので、それを解説したいと思います。
塩化ランタンでリン酸塩除去
液体型のリン酸塩除去がありますが、多分殆どが塩化ランタンを使用していると考えられています。日本だとUltraLifeのフォスフェイトリムーバーが販売されていますね。塩化ランタン自体、アクアの趣味では随分前から使用されているようです。しかしながら、塩化ランタンの特性をちゃんと理解していないと、大きな事故につながることがあるようです。そんな塩化ランタンの使用方法について書いてみたいと思います。 “塩化ランタンでリン酸塩除去” の続きを読む
海の化学1(カルシウム、炭酸塩について)
MACNA2019のLou Ekus氏の講演が非常に役にたったので、ポイントだけ翻訳します。
講演の主なポイントは以下
- pHと炭酸塩(CO3)の関係は
- Ca、CO3、Mgの関係とは
- 塩化カルシウムと重曹だけの添加だとイオンバランスが崩れるか。それを起こらせない方法とは
- 炭素源を添加するとリン酸と硝酸塩が下がるのか
VSVメソッド(Vodka, Sugar, Vinegar)
炭素源添加による栄養塩除去は、今日のアクアリウム飼育では一般的な方法です。多くの方が各社から発売されている炭素源を使用されていると思いますが、当初はウォッカが主流で、その後ウォッカ、砂糖、酢の炭素源の混合液なども流行しました。日本では、酒やみりんなども流行しましたね。 “VSVメソッド(Vodka, Sugar, Vinegar)” の続きを読む
硝酸塩を添加してリン酸塩濃度を下げる
硝酸塩やリン酸塩は、ミドリイシを飼育するにあたりなるべく低く抑えたい栄養塩だとおもいます。昔は大量水替えやリン酸除去メディア(GFOなど)などで対処していましたが、炭素源の添加、ゼオライト、バイオペレットなどが出始めて栄養塩のコントロールは簡単になり、硝酸塩、リン酸塩共にホビー用途の試薬で検出できないレベルにすることが容易になりました。 “硝酸塩を添加してリン酸塩濃度を下げる” の続きを読む